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ふくろうのエサについて

フクロウを飼育していく上で避けて通れないのがエサについてです。
栄養価等の話は論文の値を参考にお話をしますので、読み込みたい方は下記より(英語です)

https://www.researchgate.net/publication/251886278_Nutrient_Composition_of_Whole_Vertebrate_Prey_Excluding_Fish_Fed_in_Zoos

当店では、基本のエサとしては、ヒヨコ・ウズラメインのマウスは週1~2程度、2日に1度サプリメントを添加してエサを与えています。
栄養価等は無視して、その子の好みであげている側面もあります(嫌いな物を無理やり食べさせても量も食べてくれないのでは本末転倒なので)

さて、本題に入りますそれぞれのエサの特徴など

★ひよこ
メリット
・一般的にふくろうのエサとして認識されている(海外でもよく使われている)
・流通が安定しており、価格も安価に手に入れられる
・孵化したての物(初生)なので、細菌が少ない
・ナトリウムが多い
デメリット
・黄身を取り除かずに与えるとコレストロール値が高い
・ローカロリー
・ビタミンが少ない
・カリウムが多い

★ウズラ
メリット
・カロリー的に「ヒヨコ<ウズラ<マウス」の関係性から高カロリー過ぎることも低カロリー過ぎることもない
・処理ウズラ等を手に入れる事もでき、内蔵処理が苦手な人でもカットするだけで与える事ができる
・タンパク質が多い
デメリット
・国内のウズラ農家が減りつつあり、流通数が少なく価格がじわじわ上がりだしている。
・脂質が多い(おそらく可食部すべてで見ているので処理した際に無駄な脂身等を取り除くとマウスの方が高いと思われる)

★マウス
メリット
・いずれのサイズにしてもミネラルの成分が多い
・ビタミンA・Eの値が多い
・栄養だけを見るのなら、マウスが一番優れていると思われる
デメリット
・高カロリーな為常食として使用するには不向き

猛禽類のエサについては、今までもおそらくこれからもいろいろな見方や考え方で
「これが正解」という方法は決まらないと思われます。
それぞれのエサの特徴を理解し、定期的に血液検査等の健康診断を受け自分の家の子の特性に合わせ手探りで「その子の居心地が良い環境」を整えていく事が良いと考えます。
サプリメントの使用についても、お店によっても言うことが違います
当店では、単一のエサを与え続けるよりは、バランスよく組み合わせて与えた方が良いとは思いますが好き嫌いもありますので、好みのエサを与え、足りない部分はサプリで補う形をオススメしています。

エサの購入についても、店舗によって価格・品質・保管方法等お店の考え方、運営の仕方で違うものが乱立しています(極端に安い物の中には、腐食したものや、変色してしまったものが入っている事もある)価格には設備費用や製法の違い等の費用があるため極端に安い物には何かしらの理由があるということはご理解ください(当店でいう規格外ヒヨコと通常のヒヨコの差額等もわかりやすいと思います)

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